名前:はまぶー 日付:7月20日(土) 22時57分 |
各機種コード名は 誰が、何を元に、どのように決めているのか? 開発裏話の一つとしてお話を伺いたいです。 (名付け親は誰?w) |
名前:鶴屋南木 日付:7月31日(水) 18時17分 |
はまぶー さんの書き込み、 > 各機種コード名は・・ 裏話でも何でもないので、勝手に答えてしまいます。 先ず、試作型式(開発時のコード番号)について。 企画会議でGOサインが出ると、空いているコード番号から適当に割り振られます。 その際、前回の使用から10年くらい経って場合は再び使われることがあります。 例えば、81年型TZ250は、試作型式=007、再び使われたのは、TZR250(1KT)の時でした。 因みに、RZ350R/250R系は、008Xだったと記憶しています。 (以前、間違えて008Hと書いた事がありましたが、) (8HはRZ125=13Wでした。) 次に、生産型式ですが、設計・開発を進めて順調に「生産切替」すると、即ち、技術部 → 製造部 への移管の段階になると、順番に使っている「生産型式」の次の一つが割り振られます。 開発が滞って生産切替が遅れると、予定していた先に番号が他の機種に使われてしまいます。 ですから、開発メンバーでさえ、最終的に何になるかは、直前まで知りません。 008X → 29K の時は、M野主任(当時)が、朝、『29Kに決まったてさ!』と仰っていました。 つまり、既に29H,29J・・と生産型式が割り振られた機種があり、その次は、29K,29Lとなる訳です。 よって、RZ350Rが29K、RZ250Rが29L。それだけです。 その後は、29M,29N と続き、29R=XJ750EU などは有名かな? 因みに、008X系では、 31K:欧州向け RD350 31L:英・フィンランド向け RD250 31W:独向け RD350 33E:カナダ向け RZ350 34J:大洋州向け RZ250 35G:大洋州向け RZ350 37M:ベネズエラ向け RD350 38J:一般地向け RD350 38K:一般地向け RD250 それから、これとは別に「工場呼称」というものがあります。 車両の販売名称 + モデルチェンジ順 + 仕向地 + 年式 です。 RZ350Rの場合、RZ350としてはモデルチェンジで2番目のマシン=B 日本向けで83年発売なので、「RZ350BJ3」となります。 初代RD350=4U0は「RZ350AJ0」でした。 # 裏話じゃなくて、済みませんでした。 # 単にヤマハ社内の、手続き規定で決まるだけです。 (新潟県) |
名前:鶴屋南木 日付:7月31日(水) 18時24分 |
ちょっと訂正、、、、タイプミスが多くて済みません。 ×:予定していた先に番号が他の機種に使われてしまいます。 ○:予定していた番号が先に他の機種に使われてしまいます。 ×:初代RD350=4U0は ○:初代RZ350=4U0は 御免なさい。 |
名前:はまぶー 日付:7月31日(水) 20時45分 |
おー、鶴屋南木さん ありがとうございます。 この手の話はすぐに右から左に流れていってしまいそうなので、こうして残っていると大変理解しやすくありがたいです。 自分がRZRに触れるようになったのは8年程前からなのですが、RZRに関する知識は全くなかったし、そもそも車体を機種名で呼ぶという習慣もありませんでした。 当時周りの人達の会話を思い出すと、 「これ前足が<いちけーけー>で後足が<ししゃも>なのね。ゴロワーズの彼のは<さんぶりぶー>のスイングアームで、あっちの車体の排気量は<あへあへ>だったりするべさ、、」 ・・・ネタ話のつもりでは全くない、、とは言い切れませんが >< 思い返すと当時の自分にはこのような感じにしか聞こえませんでした。 ところどころ知っている言葉もあるのですが、正直「何を言ってるんだこの人達は」という思いでしたねー。 そこで当時最初にしたことは、、必要もあったのですが、29k 51L 1AR 1XG 3HM、そしてTZR系の違いを覚え込むということでした。 それの区別がついてくると、いろんな方の車両の特長もよく見えてくるようになります。 このへんは皆さんも同じだと思いますが、人の顔よりも車体で名前が解るようになりました。 顔を覚えるのは元々苦手ですが、、w という訳で、 29k 51L 1AR 1XG 3HMの機種名には妙な思い入れがあるのです。 「生産型式が割り振られた機種」としての29K以下、51L 1AR 1XG 3HM の呼称というのはモデルチェンジの際に付けられたものだと思うのですが、こちらの機種名については何か裏付けのようなものはあるのでしょうか? どうみても関連性もないし「そう決まってるのよね」と言われれば「そうなのかー」と思ってしまいますが、それなら「3HM」の次も決まってたりする可能性もあったりするのかな。。。?と妄想は膨らむばかりw この件につきましてご存知な事がありましたらご教示ください、よろしくお願いいたします。 (「29Kに決まったてさ!」 良い時代でしたねっw) |
名前:鶴屋南木 日付:7月31日(水) 22時35分 |
更にお答えを、、、、、はまぶー
さんには、叱られるかな?と思ったのですが、 ・・良かった。 生産型式は、型式名の命名規則によって、数字は1〜5,アルファベットはA,E,F・・X,Yを使い、例えば、1AA,1AE,1AF・・,1AY,1EA,1EE・・と規則的に並べておいて、そこに切り替えられた機種を順にあてはめるだけです。 ですから、51Lの前後は51Kと51Mです。 同様に、1ARの前後は1ANと1ATです。 3HMの次は3HNで、何かの機種に割り振られたはずです。 アルファベットは、数字と間違えやすい、B,C,D,I,O,P,Q,S,Z を除いた17文字です。 数字は、二輪車が1〜5,船外機で6 などと決まっています。 仕事がロボットや自動機関係の方で、型式記号の先頭がKから始まる、ヤマハのロボットをお使いの方もいらっしゃるでしょう。 私がヤマハの生産型式=機種コードに触れたのは、高校時代に兄と一緒に再生したDT1でした。 基本は214でしたが、マイナーチェンジで方向指示器の付いた233でした。 親戚のバイク屋さんからの情報と、新潟県のヤマハの代理店 高橋商店(現:タカハシ)さんからの情報を総合して、機種を表している事を覚えました。 後にこれが、仕事で大いに役立ったものです。 |