<若かりし日の思い出>    作者 三十路馬鹿!

 今から、19年前、おいらの「愛機」は、FZ400Rだった。 
 当時、府中試験場前の通り(通称30m道路)は、夜な夜な0−400会場と化していた。 
 おいらは、連日走りに通っていて、ノーマル400クラスでは、常にトップクラスだった。 しかし、府中のY島が駆る、RZ350RRには、一度として勝てなかった・・・。 

 「圧倒的な速さ」それがRZ350Rのイメージだった。

 その後、2輪を降り、17年余りが過ぎ、再び、手にいれた「愛機」それは、RZ350Rだった・・・。 
 
 おいらは、まだ19年前の「Y島」の後ろ姿を追っているのかも知れない・・・。
 あの日の敗北感を胸に秘め、いつか おいらの後ろ姿をあいつに拝ませてやる為に・・・。



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