一言で言えば、1,1000rpmはともかく頭打ちの高回転化は可能かと思います。
エンジン、エアクリーナー、マフラーがノーマルでもOSR-CDIで点火時期が変えられます。 通常RZ-RのCDIでは概ね9,000rpmくらいから遅角させてますが、これを9,500rpmにしただけでも高回転でノーマルの点火時期より伸びるようになります。
現に私のエンジンも今年の夏、51L-CDIが壊れて手持ちの1KT-CDIに変えた結果、高回転が伸びるようになりました。ただしノーマルのキャブセットでは中開度では明らかに薄い兆候が出て、通常走行でオーバーヒート気味になりメインジェット、ジェットニードル共、1段上げました。 また高回転は伸びるようになりましたが、マフラーはノーマルですので常用回転域はノーマルのままです。
結論は、点火時期を変えて最適化すれば高回転まで回せるが、燃焼状態が変わるのでノーマルキャブセッティングでは焼き付く可能性ありです。それとRZ-Rのクランクはノーマルの回転域しか考慮してませんから、11,000rpmまで回して常用すると寿命は短くなります。
点火時期の変更は、後輪ロックを伴う焼き付きの可能性もありますから、やるなら自己責任です。経験が少なく、自信が無いならお勧めしません。
画像、進角特性カーブ、赤=29L、黄=1KT (愛知県)
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