※レストアしたのが、10年も前の話なので良い画像がほとんどありませんm(__)m 再レストアする機会がありましたら、画像アップ致しますm(__)m |
a、フロント周り フロントフォークに関しては、オイルシールとのアタリ面に錆のポツポツが多いモノはオイルシールを交換してもすぐ錆でオイルシール痛めてしまい、すぐオイルも漏れてきてしまいますので、この際はフォークは新品に交換です。 また、距離のいった車両だとフォークのオイルシールとのアタリ面のメッキがピッカピカに光っているモノがあります。この場合はメッキ面の肉がオイルシールとの摩擦で痩せてしまっている場合があります。 この場合もオイルシールを新品にしてもオイル漏れしやすいので、フォークは新品にした方が無難です。 作業に関しては詳細はサービスマニュアルを参照のこと。 ツボは素人作業で@のネジが緩むかと、Eのオイルシールの圧入です。 こんな感じで、塩ビパイプで叩いてオイルシールを圧入します(古いオイルシールを間に入れること)。 |
<交換手順> 前作業:フォークを三つ又から外す前にトップボルト(1XGを除く)をちょっとだけ緩めておきます。三つ又から外してトップボルトを緩めるのは困難です。 @アウターチューブ底の六角ネジを緩める(運が悪いとクルクル回るだけで緩みません。こうなったらインパクトレンチ使用になります)。 ※3HMの場合のみ、クルクル回るのを防止するために、イニシャルアジャスターを最強にしてスプリング圧を強くしておきます。 Aトップボルト(1XGのみCリング)を外して、カラー・スプリングを抜き、フォークオイルを出す。 ※1XGのCリングの脱着は一人での作業は危険です。一人がフタを押し込んで、もう一人がCリングを注意しながら外すのが良いと思います。 Bダストシール・クリップを外した後、アウターチューブを固定して、インナーチューブを思いっきり引っ張り、インナーチューブを抜く(運が良いとオイルシールごと抜ける)。 Cアウターチューブに残ったオイルシール取り外す。 D最低交換パーツ:オイルシール、スライドメタル、フォークオイル。 ※3HMはフォークを抜いた時にOリングが曲がることが多いのでOリングも交換。 E各パーツを洗浄した後、組み付けるが、オイルシールは圧入しなければならず、本来は専用工具が必要です。私は東急ハンズで購入した塩ビパイプで叩いて圧入しています。 Fフォークオイルを規定値(油量及び油面はRZR情報局参照)入れる。 Gトップボルト(1XGのみCリング)を締めて、29L〜1XGはエアバルブから空気を規定値(無負荷0.4kg)入れて完成。 |
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b、リヤ周り 作業に関しては詳細はサービスマニュアルを参照のこと。 RZRの足回りでは、スイングアームのメインシャフトしかグリースニップル(グリースを注入する場所)がありません。 サスの動きが渋かったら、リンク部を全バラにしてグリースをたっぷりとあふれるくらい入れること。 |
まず、リンク周りを全バラにします。リンクの動きの悪い車両では、左画像@カラーとシャフトがグリース切れで焼付いていて抜けない場合があります。この際にはパーツ交換の可能性もありますが、ハンマーで叩いて抜き取ります。 左画像@カラーとシャフト焼けて傷ついて傷がついている場合が非常に多いです。軽度の焼け傷ならペーパー掛けして、たっぷりのグリースを入れて組み直します。指で撫ぜてギザギザの大きな焼け傷なら交換します。 ただ、この部分のオイル切れによる焼き付きは、メンテナンスしていないと起きる、RZRには起き易い症状の様です。 特に29Lはスイングアームに入るAのカラーも鉄製なので、特に焼き付き易いです。ひどいのになると、ハンマーで叩かないとなかなか抜けないです。 また、1AR?以降の対策品(樹脂カラー)ですが、こちらは偏磨耗しやすいので、磨耗状態のチェックが必要です。 |
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c、サスペンション RZR(29L〜1XG)のスプリング圧の変更はベルトを介してアジャスターを回して行います。 古い物だとベルトのゴムが劣化していて切れる場合があります。 ゴムが劣化しているようなら要交換です。 |
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