2013年 新年早々ちょっとリフレッシュ!

徒然なること


年末年始でちょいとイジって初走りは1月6日となりました。

 今まで年々乗る回数や距離が減っていく中で、2012年はなんだかんだでMY−RZRに色々乗ることが出来、東北や新潟や浜松へのロングツーや箱根などの峠走りや近所の散歩などなど、、、あらゆるステージで楽しむことが出来たと思います。

 距離で10,000kmくらい乗りましたが、ある日洗車しているとヘッドからクーラントが滲んで漏れてる痕跡がありました。
 トルクレンチで規定一杯まで増し絞めしてみましたが、漏れは止まりません。だましだましで乗ってきましたが、年が変わるこの期(年末年始休み)に軽いOHついでに直すこととしました。
 ヘッドを良く観察するとこのエンジンはずいぶん昔に自分でOHして置きっ放しのエンジンを搭載していたのですが、ヘッドガスケットは銅色です。
 本人すっかり記憶がありませんが(笑)、Permatex 高耐熱ガスケットフィット再利用したガスケットを使っていました(←ボケ老人)。

 早速、腰上バラしてみるとこれも本人すっかり記憶がありませんが(笑)、ノーマルガスケットの真ん中0.3mmにPermatex 高耐熱ガスケットフィットを両面スプレーして使用していました。

 密着度はそれほどなくヘッドも簡単に外れました。この一事例で判断するのは難しいところですが、長期の使用で主成分の樹脂が劣化しちゃってクーラントが漏れてきたようです。
 個人的には数千kmスパンの短期の利用なら問題なさそうだと思います。
 また、今回は抜けやすい1枚仕様だったので、ノーマルの3枚のガスケットの再利用時の使用ではどうか?とかそのうち試してみたいところです。

 とりあえず、今回は耐久性を重視してノーマルの新品ガスケットにしました
 価格はヘッドガスケット@4,221、、、、出るだけありがたいですが年々スゴイ値上がりをしていますね。久々にパーツ検索してアセりました ^_^; 
 腰上OHもついでにと思いましたが、色々とチェックしてみて距離の割にはリングの吹き抜けがほとんどなかったし、YPVS周りもオイルスラッジの汚れもほとんどなかったので、腰上OHは見送りました。。。。次の腰上OHまで、もうちょっと頑張ってもらおう。


    ↑
 ガスケットフィット スプレー後画像(組立て前)

 今回分解時の画像
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※ガスケット再利用時に均一に塗布出来るので高耐熱ガスケットフィットを使ってみましたが、耐久性なら指で塗るので均一には塗布出来ませんが、キタコなどの液状ガスケットの方が良い感じがします。まあ、新品交換が一番良いのですが、、、
 で、ヘッドを組みますが、当然トルクレンチを使います

 ボルトやワッシャーも洗浄して、軽くグリースUPしています。こうすると純正規定値よりオーバートルクになりやすいそうですが、全てのボルトを均一なトルクでしめることの方を重視しています。
 経験値のUPもあるのかもしれませんが、以前の手の感覚だけでしめる手ルクレンチ時代には圧縮抜けや原因不明の抱き付きなどを起したり、、、と、気分は名チューナーでも本当はあまり良いエンジン組めていないな〜と思っていた部分もあったものですが、エンジンに関しては出来る限りトルクレンチでキッチリトルク管理してエンジンを組むようになってから、どうもイマイチな悪いエンジンは出来なくなりました。
 
 今は手ルクレンチで作業している方には、エンジンを組むのであれば、誰かにトルクレンチを借りてでも、トルク管理してエンジンを組むことを強くお薦めします!!壊れにくい良いエンジンが出来ますよ!

 また、トルク管理していれば、規定値の低目でまずはしめておいて、もしオイル漏れなどの不具合が起きたら、高目のトルクで増ししめして不具合を直せる場合も多々あります、、、と言った使い方も出来ます。

 そして、エンジン載せました
 若い頃は力任せによいしょー!!で、やっていましたがギックリ腰を一度やってからはガラスの腰になってしまって、、、

 載せる一瞬以外は出来るだけ力をかけない様に気をつけています。
 エンジン移動させる時は台車載せて、特に載せる前に横に置く一升ビンのケースは横置きすると高さがイイ塩梅ですね。
 更に載せた後の位置決めするまでのジャッキアップの台もあれば、更にイイかなって思っています。
 この作業をやる時は腰ベルトも忘れずにしています〜。

 とにかく、寒くて体も硬くなっているこの季節!バイクイジりで腰を痛めないよう気をつけて下さいね。
 自身もギックリ腰になるまで、そう言う事は余り考えていませんでしたが、腰は体の「要」です。腰に自信のある方も予防して作業下さいね〜。

エンジンを載せる台車はあるととても便利です。
ちょっとの移動でも腰を守るため台車に載せちゃいます。

※酒のケースは近所の酒屋でもらいました。何か理由があってビールケースはダメだと言われました。

※この車体にエンジンを載せる一瞬に全ての気合を入れます。せーの!とか声を出して体に活を入れるのも良いと思います(笑)!

 そして、車体からチャンバーも外したので、チャンバーも清掃しました。
 本体はデイトナのチャンバークリーナーがあったのでそれで洗浄しました。もらい物のかなりお古なヤツで、汚れの落ちは気持ち程度でしたが、再装着時には今までしなかったチャンバーを叩くカンカン音がちゃん戻ってきていたので、それなりに効果あったようです。
 本当はドラム缶とかで丸焼きするのが良いのですが、この杉並区でそんなことしたら即通報です。ケミカルや長いパイプ清掃用のブラシとかに頼るしかないのかなってところです。

 サイレンサーは何回もOHしてきて、リベットの穴位置も色々変えて、それもみんなガバガバになってしまっていましたが、、、
 極力新しい物を買わないで、使えるものを使い続けるのがエコ!と信じている管理人(ただの貧乏とも言う)なので、サイレンサーの長さをちょっとだけ切り詰めて、新しくリベットの穴をあけて再利用しました。
 これでまた何回かOHも出来るようになり、このサイレンサーも末永く使用出来るようになりました。

 街でたまにしか見かけなくなってしまった2ストですが、結構サイレンサーが詰まってしまってバリバリとうるさいサイレンサーの車両を見かけます。
 車はハイブリット車も増えてきて、改造車も昔ほど流行らなくなって静かな車が多くなってきた昨今、うるさいバイクは一般の人から見れば迷惑な存在だと思います。
 ご近所さんの風当たりも悪くしない(日々のバイクライフを楽しくする)ためにも、サイレンサーのメンテはしっかりしておきたいと思っています。
 また、サイレンサーは単なる消音機能だけではありません。完全に詰まってしまうと低速トルクもなくなり性能にも影響が出てきます。

 もし、サイレンサーがうるさくなってしまった方は是非サイレンサーOHのご一考を!!
 

※中に入れるグラスウールはホームセンターで買える建材用の安いものを使っています。¥500以下で量も多く、何回かOHに使える量があります。
 4ストのように排気ガスが高温にならない2ストなら今まで使用してみて、私は不具合を特に感じないです。
 耐久性も特に問題ないと思うし、安いので気軽に交換も出来ます。

 
 これでまた1年楽しいRZRライフを楽しんでいきたいと思います!!!


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