シリンダをケースから外すと、ケース側のスタッドボルトにダウエルピンが刺さったままの場合があります。 シリンダ側に残ったダウエルピンは抜こうと思えば抜けるのですが、ケース側に残ってしまったダウエルピンは、、、特に錆びてしまっていると抜くのは難しいです。 前回の腰上OH時にはあまり気にならなかったのですが、今回シリンダを外したら、無性にこの錆(3本分)が気になるので外すのにチャレンジしてみました。 力の掛けられるプライヤーでガシっと噛ませて回すと、ダウエルピンを傷つけるだけで空回り、、、、、(ーー;)。 ラスペネ(潤滑剤)を吹いてリトライしますが、まったく動く気配すらなし、、、(ーー;) ダウエルピンをとことん傷付けてしまい、もうシリンダを組む事も出来ません。 |
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しかたがないので、禁断のスタッドボルト抜きにチャレンジ!!錆びているし、ケースのスタッドボルトは抜けにくいのは知っていたのですが、、、、 ダブルナットでトライしてみても、びくともせずナットだけがジワジワ緩んできます。 コーケンのスタッドボルトプーラーでもやってみましたが、ボルト溝を潰しただけで空回り、、、「ああっ、ボルトもダメにしてしまった(ーー;)」 |
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結局、ネジ溝の生きている1本で再度ダブルナットでトライしたところ、スタッドボルトが根元からポッキリ折れました(ーー;)。 ネジ溝を潰してしまったスタッドポルトもナットを溶接し、レンチで外してもらいましたが、これもボルトが折れました(ーー;)。 こんな風に折れてしまったスタッドボルトでも内燃焼機屋さんに依頼すれば、キレイに取り除くことは可能ですが、本/6〜7000円くらい掛かります。3本やっちゃったので、、、、、中古エンジン入手し直しました。 このケースは些細なことから、結局ゴミになってしまいました。痛いミスをしてしまいました(TT)。 |
と言う訳で、錆びたダウエルピン及びスタッドボルトはケミカルやワイヤーブラシでの錆取りだけにしておきましょう。 その後、RZ系エンジンOHの賢者の何名かに、この件についてお聞きしましたが、「触らない方が無難、基本的に触りません」との回答が圧倒的に多かったです。 さらにその後、GENさんよりハスコー製のリムバーなら折れずに取れるよ!と情報いただきました。 |