フレームクラック 補修4

溶接の鉄人さんのテクで見事直していただきました\(^o^)/

 溶接の鉄人(俊敏)さんに委ねた2号機のフレーム、単身赴任でRZRに携われる時間も少ないので、ゆっくりやって下さいとお願いしましたが、8月某日に出来ましたよーーーーー!のうれしいお返事!!
 
 加工に至る画像も色々いただきました。

 まずは状況確認!
 クラックは前にスタンドの折れで適当に補強してあった部分をキレイに直していただいたのですが、その時に充てた補強板金の縁からクラックが発生しています。
 たぶん、この補強板の周辺が錆でかなり痛んでいたと推測。
 塗装を剥ぐると錆で割れが広がり結構クラックも大きくなりました。


 更に前回補修で充てた板金部分を剥がします。
 やはりこの辺が錆で一番痛んでいるような感じでしたので、フレーム内部も確認しないともう駄目な状態なので、一番状態が悪いと思われる部分を除去! 
 中は予想通り錆々だったそうです。
 穴を開けた周辺で肉厚0.8mm、穴の奥で2mmほど。たぶん2mmがフレームに肉厚かと!除去した部分はスカスカになっていたようです。


 さて、後は塞ぐだけですが、溶接の鉄人さんはお友達仕事でも溶接のプロフェッシュなので手抜きはありません。
 今回のために、他にも使えるかなってモノタロウでファイバースコープを買って奥の方までチェックしていただきました。モノタロウブランドの安価なファイバースコープではあるが、全く見えない部分を可視化出来るので悪くはないとのことでした。
 この画像だけからだと、素人(私)にはなかなか判断は付きにくいですが、グダグダにはなってないようなので一安心!
 なんか鍾乳洞のように垂れ下がっているので、以前の溶接の時に垂れた溶接の跡だろうとのこと。


 その後、フレームをカットして除去した部分から、クラックが残っている部分をクラックに沿って表裏より溶接。
 ほぼ同厚のパイプ材から、蓋となるパーツを切り出し溶接。ここの寸法合わせが隙間が全くない状態で、プロのテクを感じますね。すごい!

 蓋をした箇所を含めて、ラストに前回より大きめの板材から補強板金溶接をしてフィニッシュ!ここも形状が面倒ながらキレイに板が切り出しされて板金溶接されています。
 仕上がって、良く見ればかなり溶接で手を入れていますが、パッと見はそれほど違和感なく仕上がっております。
 今回は肉厚が薄いところを中心に溶接したので、溶接の鉄人さんはフレームのプロではないですが、鉄工を生業としたプロフェッショナルなので、溶接仕事としては手抜き無しな仕上がりでした。
 中の錆も除去していただいたので、たぶん私の乗る間はまず問題ないでしょう。一応、転倒、フレーム補修など、変な力は出来るだけ加えないようにしたいと思います。 


 で、フレームが直ったならば、早く組み上げたいのが心情。しかも、月イチ程度しか帰省出来ないので、なおさら早く組みたい。ウレタン塗料は入手していたので、早速ガレージ内で塗装!養生も適当だったので、ガレージ内の色々なものにミストが飛んでしまった。
 その後のミスト清掃が大変でした。。。。。。。。

 翌日、塗装の乾燥を確認して、速攻組み立て開始!ガラスの腰は今回も何とかもってエンジンや足まわりを無事搭載!
 間違って切ってしまったETCアンテナ配線の同軸ケーブルもネット情報の見様見真似でつないで、ちゃんと認識しているようだ。

 全バラから組み立てるのに、サービスマニュアルを読んだのはメインハーネスの取り回しのみでした。ちゃんとボルト、ナットも余らずに完成——————!
 RZRだけをイジり続けて30年近く、我ながらスゴイと思う。

 ただし、試走は出来ずタイムアップで熊本戻り(涙)。


 翌月の帰省で細かいところチェックした上で試走して、問題無かったので実家(横浜)までパトロールついでに久々の2号機でのお散歩。首都高環状2号線で様子を見つつ、トンネル抜けて大井でアクセルオープン!
 熊本ではクロスカブですが、やはり2ストは良いですね。明確なパワーバンドとそっからの加速!たまらんっすー!麻薬っすーーーー!

 今回も溶接の鉄人(俊敏)さんには大変お世話になってしました。 素人(私)には溶接は鬼門ですので、本当にありがとうございましたー!! お礼は物納と薄礼でしたので、実際やるとしたらナンボですかねと聞いてみましたら、

 補修の施しようのない腐食があると話は別ですが、フレーム全バラ状態なら今回ような溶接作業だと30,000円位かなとのこと。1号機もスタンド部分の折れでフレーム溶接とかつてしましたが、その時はフレーム内部は錆もほとんどなく、強度の問題でスタンドステーが折れてしまったようでした。今回の2号機のフレームクラックはフレーム内部に侵入した水分から錆が発生して、そこから錆腐食してクラックが入ってしまったと推測します。

 野外放置された車両などはフレーム左側下部に錆が目立つようなら腐食していないか軽く叩くなりチェックしてみても良いと思います。
 30年選手の鉄フレーム、、、、条件が悪い車両は錆で腐食していてもおかしくないと思います。 


 2号機が復活したことで、1号機(RR)はガソリン抜いて冬眠。。。。。。。。帰省の実家パトロールしかほぼ乗れない中で、雨でも乗らなきゃいけない中で、吸排気イジったカスタム車両に乗るのはちょっと勿体ない。こいつで目一杯楽しめる日はいつになるのだろうか、、、、、、、



おしまい



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