RZ250Rパワー考察1

 2003年3月に行った管理人のRZ250Rのパワーチェックと、某誌で行なったストックRZ250R−3HM(ノーマル)のパワーチェックデータとの比較検討。(パワーチェックは後輪出力値)

<測定時MY−RZ250Rスペック>
エンジン:腰下1XG、シリンダ51L(小改造有り)
 エンジン総走行距離は不明、リング交換後約3000km走行
キャブ:51Lノーマル 自己セッティング、K&Nパワーフィルター
チャンバー:ミハラスペシャリティー+井上サイレンサー
プラグ:デンソーIW27(NGK9番相当)
フライホール:約100g軽量化
オイル:YAMAHA スーパーRS
ガソリン:ハイオク
サーキットでちょっと気張ってる管理人けんぽん
管理人最高出力41.7ps
管理人最高トルク3.3kg−m
ストック最高出力36ps
ストック最高トルク3.05kg−m

@ありゃりゃ、思ったより極低速トルク&出力がありません。たしかに出だしの一瞬は半クラ当て気味です。フライホイールを軽量化した為の影響もあると思います。

A5500rpmでトルクの谷が発生し、全体的にストックより低レベルです。真冬にセッティングした為、測定日の気温が暖かく濃い目のセッティングになってしまったようです。谷はアクセルを回していくと、ほんの一瞬息つきしていました。その後、ニードルクリップを1段上げたら息つきも無くなり、ある程度は改善出来ました。

B6500rpmから一気に立ち上がっていきます。体感的には楽しい仕様ですが、実際はストックより低トルク&出力ですので、この中速域が今後一番の改善課題部分です。

Cストック(ノーマル)の頭打ちの早いこと!約9500rpmでお楽しみはFinish!ノーマルマフラーが如何に消音優先で高回転の性能をスポイルしているか判ります。フラットなパワーカーブはまさにノーマル!

D社外チャンバーの恩恵ですね。とにかく焼き付きが怖くて濃い目にセッティングしているので、もうちょっとメインを絞れば、もう少し出力UP&高回転化出来るかも?
 体感パワーには満足しているし、7000rpm以上をキープしていれば、かなり楽しいです。だけど!数値的(気分的)には45psは越えたいな〜。
※ちなみに250Rのレーサーは50ps以上しぼり出しているそうです。


 2005年2月に行った管理人のRZ250Rのパワーチェックと、前回のデータとの比較検討。
 (パワーチェックは後輪出力値)

<測定時MY−RZ250Rスペック>
チャンバーがGENさんチャンバーに変わっている以外は前回と全く同じ。前回より走行8000kmほどプラス、総走行12000kmくらい。
プラグは新品。

サーキットでちょっと気張ってる管理人けんぽん
管理人最高出力39.8ps(※SAE補正値)
       (実測41.7ps)
管理人最高トルク3.2kg−m(※SAE補正値)
        (実測3.3kg−m)

@前回は2500rpmから始めてもらってますが、今回は3000rpmちょいから始めてもらってます。今回の仕様は極低速のトルクが弱かったので、そうなったのだと思います。

Aパワーバンド手前は結構トルクがあります。チャンバー変更以外は何も前回と変えていないので、チャンバーの恩恵でしょう。

B前回のトルクの谷は解消されましたが、相変わらずノーマルより低出力&トルクです。まだまだ、、、

Cパワーバンドからは一気に立ち上がってきます。前回の時よりパワーは少々出ていますが、乗ってる感じは今回のチャンバーの方がスムーズに加速している感じがします。

Dあれ〜、乗っていると分からないですが、ピークは9000rpmで後は落ち込んでいっています。結構距離走ったエンジンではあったけど、セッティング濃かったのかな〜?とりあえず、GENさんチャンバー装着したら、まともに走っちゃったんで、前回のミハラからせッティングもほとんど変えていないし、、、、

 まあ、前回同様ストリートで乗っている分にはまったく不満は無いんですが、見栄で数字だけは45psはいきたいな〜。

SAE値:米国自動車工業会規格で気温・気圧・湿度などを一定の値に換算し補正したデータ。冬場で気温が低いとパワーが出やすい、夏場はその逆なので、平均データに補正したものらしい。


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