ゼロヨンマン大下さんに会うオフ会
2014年3月16日(日) 晴れ


私にとっては雲の上にいるお方にあえて感激でした〜。

 ゼロヨンマン大下氏、、、、、80年代のバイクシーンを知っている方ならご存知の方も多いだろう、オートバイ誌のゼロヨン大会でRZやGSX−R1100で大暴れし、RZ用井上エンデュランスやバトラーチャンバーを設計し、故三原氏とともにパドックO&Mを立ち上げ、RZ系パーツや当時全盛だったスクーターのチャンバーやプーリーなどの改パーツも製造販売!

 当時、私はまだ原チャリに乗っている小僧時代で、、、当時チャンプに乗っていたこともありバイク誌でみるO&Mレーサー(確かJOGではなくアクティブをベース車両にしていたような、、、)や広告で見るO&Mチャンバーに憧れていた一小僧でした。

 その後は好きなゼロヨン(ドラッグレース)を本場でやりたくて、片言英語の状態で渡米され本場のドラッグレースにハマると同時にシビックなどのチューンも行うショップZERO-FACTRYを開く
 本場のゼロヨンコースに関しては10ドルでやり放題!空いてる午前中に行こうものなら、終わればすぐどうぞ!状態でそんなに出きるか〜!!!ってくらい堪能出来るそうです。

 氏曰く、「ドラックレースはやはりアメリカと言う国民性もあるかな?ただただ大パワーを目指してジェットエンジン搭載とか意味の無いありえないようなモンスターマシーンを好きで作ってレース場で走らせてしまうのだから、、、、、でも、これがイイよね」。日本ではやはりモータースポーツの中心はロードレースだと本場を観て思ったそうです。

 
 そんな大下さんが2ストギャラリーに投稿いただき、そしてHPの語るRZRにもちょこちょこ降臨していた。
 そして、メイン掲示板にも書き込みいただいたので聞いてみた! 「よろしければ帰国時にお会いできませんか?」
 「遠出は出来ないのでウチに遊びに来てくれてもいいですよ!」と超〜ありえない回答をいただき、早速お会い(オフ会)することとなった。
 参加者は友の会とmixiでお顔や住所を存じている方を中心に募集して、5名でお会いすることとなったのだが、直前でお仕事やら体調不良やらで、私(ミハラチャンバー&バトラーサイレンサー)とTOTゼロ2レーサーdai72さん(ゼロファクトリーチャンバー)でお邪魔することとなった。
 ただ、お仕事でキャンセルになってしまったみらくるおじさんさんは大下さんを恩師と仰ぐ方で参加出来ないことを非常に残念がっておりました。
 dai72さんと大下さん邸にお邪魔すると大下さんのお知り合いでRZでゼロヨンをやっているRZ250+100Rさんも来ていて、RZ談義開始。

 大下さんもお話が嫌いな方ではないようで、バイクのことから趣味のお話しまで色々なことをお話しいただきました。

 面白かったのは氏は電車オタではあるが、特に電車のモーター音オタだそうです。子供の国線の●●系の音が本当にたまらないんだよね〜と、個性丸出しの会話もありました。。。。。

 そんな音フェチだからこそ、現在所有しているCBX6発とT125とRZR(社外チャンバー付)、、これがたまらない排気音のバイクだそうで、あとはGT380の排気音も好きで欲しいんだよな〜!って言っていました。

 1時にお邪魔して、色々なお話しで盛り上がる間にあっと言う間に4時過ぎ、、、ウチからは子供の「帰ってきてよー!夕方遊ぶ約束してたろ!」コールも掛かり、本当はバイクもちょっと見てあげようと言っていただいたのですが、残念無念の撤収となりました。。。

 大下さん、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
 ちょくちょく帰国されているようなので、次回また何かの機会でお会い出来る日がくることを楽しみにしております。

 P.S.別の趣味(電気オタ)でのラジコン飛行機のモーターの工作品、、、ウケました。あの意味不明さがたまらないデス。

RZ本に登場していたRZR370や往年のGSXR1100もガレージにはありました。


T125、、、レーシングしていただきましたが、たまらない吹け上がりでした。スピードではなく正に音で乗れるバイク!

色々会話した中で大下さんのRZRに関する言葉をピックアップ!

・RZ系へのプラグはNGKのEGVがお薦め!

・良いチャンバー(例えばゼロファクトリー製)で350ccならば不満は無い。とても楽しく走れるはず!

・ゼロファクトリー製350R用チャンバーはレッドモーターにて購入可だった。。。ただし、バンク角は少な目、、、

・CDIの故障はコンデンサを交換すると直ることがある。ただし、オムスビテールのRZRのCDIは樹脂で内部が固められているので、簡単には出来ないと思う。

・RZRのCDIの製造はマイコンが入っているので、ちゃんとしたものを作り上げるのは難しい。

・フライホイールの軽量化はクランクの寿命を長くするのに効果あり、ノーマルのフライホイールはクランクの強度に対して重すぎる。

・350R 48Hシリンダはパワーが出ない(純正48Hマフラーのせいもあったと思うが、、)、350Rなら1UAシリンダが入手出来るなら一番良いと思う。

・リードバルブストッパーはポート壁に当たるまでギリギリまで曲げてしまっても良い(吸気量増加のため)。ただし、樹脂製リードにしないと破損した時にピストンとシリンダーにダメージが起きる。曲げ方も根元から曲げる。

・キャブレターはシンクロ(同調)をしっかり確実にとること!これ基本!だけど実際はこれが出来る所は少ないよー。

・エンジン(クランクケース)は冷えていた方が出力が出る。。。つまり今あなたのRZRがオーバーヒート気味ならば水温を下げるようにした方が良い結果が出る。

・RZ(R)系のノーマルステアリング(17インチ、18インチ足回りとも、特に17インチは、、、)は共振が起こりやすい、スイングアームを伸ばしてあげた方が安定するし、実はコーナリングもうまくいく。俗に言うRZ揺れは、ほとんどこれで解消します。

・ゼロヨンなどでの直進性に関しては低重心化を図る(リヤもしくは前後とも下げる)とよい。

・当時のヤマハ純正キャリパーは水分による腐食に弱い。分解OH時にはシール溝の腐食部分を出来るだけキレイにしてシリコングリースを塗布した新品Oリングで組めば機能は十分戻る。なお、私はフルードもシリコン系を使っています。

・フロントディスク径320パイダブルの異形4ポットのRZRを作ったが、これはちょっとやりすぎた(効きすぎた 笑)。


これはアメリカに置いてあるそうな?フルレストアの極上だそうです。

後日、お会い出来た記念にRZR(2スト)に関して思いをいただけませんか?とお願いしたところ下記のメールをいただきました。
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 RZRに対して思うこと・・・ムズイなぁ。

 最初の出会いはRX350です。近所のお兄さんが売りに出していたのを買いました。13万円だったかな。ローギヤで加速したらウイリーして、その瞬間「おもしれー」だったですね。40年ほど昔の話です。なつかしい。それがデビュー作のDX改になります。
 RX350(何故かRD系は乗らなかった)DX250改350 RZ250改350 RZ250R改350R 3HM改350R 350ばっかじゃん。
 ヤマハの場合YSR50改200もあるか。見事に2ストばっか。

 最初に乗ったバイクはK80。最初に持ったバイクはS30-2。当時はオイルショック前だったので、全てタダでもらってきた。皆さん気前良かったな?。T125もタダだった。家の前にナンバーを外しておいてあったのは、交渉すると大体くれた。結局直せなくて乗らなかったが、ブリジストンもあったなぁ。残念ながら写真が無い。S30-2 CS50 S30-1 T125 T125-2 T200 C92は未だに家にあるけど、乗れるのはT125だけ。

 4ストはカブ改105 CB72 CS50改72 GSX1100E GSX-R1100 CX650 CBX・・・脈絡無いなぁ。  

 RX350はインパクトはあったが、かなり長い事ノーマルで乗っていた。
 あの頃はノーマルイズベストと信じていた。
 ところが学生時代に悪友がポート加工の話を持ってきて、それに乗せられてしまった。自分で棒やすりを使って削ってパワーアップ。フライス盤が無かったので、道路でシリンダーヘッドを削ってサンドペーパーで仕上げて圧縮比をあげた。
 速くなりましたねー。しかし低速回転が乗りにくい。この時に半クラを覚えたんです。
 2000だろうが3000だろうが、半クラをして8000あたりにすると速く走れる。余談ですがミラターボにデッカイタービンを付けた時も半クラ多用しましたね。低速・低回転からタービンがすぐに回るんです。

 YAMAHAはRXのピストンバルブから、RDのリードバルブで中低速のトルクを増やす事に成功しました。
 RDからRZになった時は水冷で大幅な出力アップに成功しました。
 RZからRZ-Rになった時に、パワーバルブの装備で中低速と出力の大幅アップに成功しました。
 個人的には正当な進化を遂げて来たと思います。私もパワーバルブ構想は30年ぐらい前から持っていました。いや、私だけでなく2ストに携わっていた人なら、皆思っていました。
 
 2ストツイン(燃焼間隔はクランク軸で180°)のチャンバーの音の虜になったのが、DX改350にノグチチャンバーを付けた時。メチャクチャ下のトルクは無くなったが、7000に入ったら瞬間的に空が見えた。
 「おもしれー」第2弾でした。音もうるさくなく上品な音質で気に入りましたね。
 それ以来、私のチャンバーは基本ノグチの音です。

 RZ-Rになってからパワーバルブの関係で低回転時が静かになってもっと気にいった音になりました。下品なうるさい音は嫌いなんです。
 RZ-Rは街乗りに適したエンジンになりました。もっと乗り続けていけるように頑張りましょう。

                              以上
 








最後にMY-RZRといっしょに記念撮影!感無量でした!



おしまい


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