ＲＺ２５０Ｒ−レストア記１２　
電装編　１（ハーネス等）


１号機から外したハーネス、、、、ボロ過ぎ(-_-;)

	さて、そろそろ電装系も取り付けていかねば。 　出来るならメインハーネスは１号機にも取り付けているハイサイドさんのリプレイス品のハーネス（￥３５，０００）を付けたいところではあるのだが、金欠状態で予算的に苦しい。。。 　1号機にはこのリプレイス品を取り付けたら下がっていた電圧が規定値まで戻り、アイドリングも非常に安定している状態になった。それだけ３０年選手のメインハーネスは劣化しているということである。 　どうしたものかと思案しつつ、、、手持ちのジャンク配線の中に、かつて改造配線してバラバラになっている５１Ｌ？と思われるハーネスの残骸があった。しかも、かなり配線の程度は良い！ 　この残骸配線から使える部分を移植して１号機についていたメインハーネスを補修して使うこととした。 　１号機のメインハーネスの現状として、ジェネレーターからの配線の劣化が特に酷く、コネクタ部の配線を軽く引っ張ったら切れてしまいました。。。　各カプラーも埃や油脂で汚れて、金具も緑青が出ている物もあります。さすがに３０年の劣化はやばいです。
	上述の残骸配線には、ジェネレーターからレギュレーターまでと、ＹＰＶＳコントローラーからＹＰＶＳサーボモーターまでの配線がほぼ完全な状態で残っていました（画像左の下の配線）。 　これはラッキーでした！ 　黒ビニールテープを剥がし、交換部位を取り替えていきます。 　ＹＰＶＳコントローラーからＹＰＶＳサーボモーターまでの配線は独立したものがメインハーネスに束ねられているだけなんですね。こうしてバラしてみると色々と勉強になります。 　ジェネレーターからレギュレーターへの配線も水色配線だけが本線に分岐しているだけなのでそこは切ってつなぎ直しました。 　他にも劣化していた配線は取り替えました。右画像の上に並べているのが交換した配線部位です。
	また、各カプラーと接続金具部が非常に汚れていたので、コネクタ外しでコネクタから金具を外して汚れや緑青を洗浄した上で、新しいコネクタないしキレイに洗浄したコネクタにはめ直しています。 　非常に地道な作業です。全部のコネクタをキレイにしました。 　今回のハーネス直し作業ですが、数日間夜なべ作業で黙々とやっておりました。 　この人件費を換算すればきっとリプレイス品を買った方が安いのかもしれませんが、まあ好きで趣味でやっていることなので、余り深くは考えないこととしよう。。。。

出来た！出来た！

最後に再度黒ビニールテープを巻き直して完成＼(^o^)／ 　ちなみに黒ビニールテープは安物（数十円で買える）ではなく、ハーネス巻き用の物（￥２００ほど）を使用しました。余りベトベトしてなくよく伸びて扱い易いです。 　とりあえずはぱっと見はキレイに直りました！コネクタ部も程度の良い物へ交換もしくは洗浄品を付けたので気持ち良いキレイさです。 　 　交換していない部位は結構ありますが、黒ビニールテープを剥がした感じでは、意外と硬化していませんでした。やはり紫外線や熱にさらされる部位が劣化しやすいようです。 　実際動くようになったら電圧とかも計ってみたいと思っています。

	ＹＰＶＳコントローラーも汚れが中に入り込んでいるようなので、フタを外して清掃しておきました。 　それ以上は私にとってはブラックボックスなので触りません（汗）。 　とりあえず、キレイになりました。 　 　ＹＰＶＳコントローラーは故障はそれほど起きないパーツですが、自作も簡単には出来ないパーツですし、もしアフターパーツが出来ても高価になりそうですので、大切に使いたいですね。 　コントロールユニットアセンブリNo.51L-85830-M0　販売終了
	２ストオイルタンクのレベルゲージを１号機に付けてみたところ、オイルゲージが点灯しなければいけないはずが消灯してしまいます。 　振ってみてもフロートが動く音がしません。どうやらフロートがアッパーレベルで固着しているようです。 　本体にオイルが通る穴が開いているので、潤滑剤を穴から吹いて振ったら、フロートが動く音がしましたので直ったようです。 　ちなみに入手した車両に付いていたフロートセンサーは私の１号機（５１Ｌ）に付いている物とフロート部分の形状が違いますね。３ＨＭ（１ＸＧも？）はこのタイプなのかな。 　 しかし、パーツ検索すると、５１Ｌ、３ＨＭともにオイルレベルゲージアッセンブリ　No.34X-85720-00（￥３，９６４）と同じパーツNoでした。違う車種の物なのか？不明、、、、 ５１Lについているもの
	ＣＤＩ、点火コイル、サーボモーター、レギュレーターは手持ちのパーツから取り付けました。 　ＣＤＩ（ＣＤＩユニットアセンブリＮｏ．51L-85540-50　販売終了）はかつてより中古品を予備収集していたので、それを使います。 　自作でもエンジンを動かす程度の物は作れるようなのですが、マイコン制御の部分は自作では簡単には作れないので、予備を持っていない方はオークションで安値ならば入手しておいても良いと思います。 　社外品で掲示板でｃｈｉｂａａｃさんが紙ヒコーキ社のＳＰ−ＴＤＣが点火マップとかも制御出来てスゴイよ。。と情報いただきましたが、さすがにこれはかなり高価で手が出ません。 　点火コイル（イグニッションコイルアセンブリ　Ｎｏ．4L0-82310-50　販売終了）は点火強化出来る１号機にも付けてるＡＳウオタニのＳＰ２コイル（定￥１１，３４０）に変更したいと思いますが、交換はすぐ出来るのでまずは純正で立ち上げます。 　 　サーボモーター（サーボモーターアセンブリ　Ｎｏ．29L-85820-M2　販売終了）は以前分解したことがありますが、意外と内部の劣化は少ないパーツと思いますので、簡単な清掃のみで終了。ワイヤー（ワイヤプーリー１　Ｎｏ．29L-1133E-00　￥２，９１６×２本）も中古予備が何本かあるので、それをワイヤーインジェクターで油を注して動きを良くしてから使います。 　レギュレーター（レクチフアイヤアンドレギユレータアセンブリ　Ｎｏ．4L0-81960-A0　￥２３，６４２）はアルミボディがちょっと粉をふいていたので、それを落とす程度の簡単な清掃のみ。 　ここはまだ純正パーツが供給されています。すごいですね。 　もし販売終了になっても代替出来るアフターパーツとかもあるから、将来故障しても安心出来るところです。
	そして、補修したメインハーネスはサービスマニュアル見ながら位置関係を確認して、車体に取り付けて、接続出来るものから接続しておきました。 　コネクタやギボシの接続に関しては以前の掲示板（２０１４．１１）で２９Ｌ１２３さんが使って絶賛だったクレのコンタクトスプレーを使って接続しました。スプレーすると付け過ぎちゃうので、綿棒に染み込ませてそれで金具に塗りました。 　効果のほどは使用前後の差が確認出来ないので、分からないと思いますが、金具も痛んでいるものもいくつかあったので、付けないよりは付けた方が良いと思っています。

少しづつだが、前進しているような　(^o^)

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おしまい

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