RZ250R-OSRCDI&RCDI



 このところコンテンツとして書いているうわさの自作CDI(OSRCDI&RCDI)を先行して作ってきた月猫さん、そして習うがままに作った私。
 これはとても良いものなので、他のRZR乗りにも楽しんでもらえたら、、、、、と言うことで月猫さんに組み立てKIT化してもらいそれを配布(有償)しようということになった。

 ベースとなる基板も月猫さんの方で作りやすさを第一に改良してもらった。
 ただ、改良基板なので大丈夫だと思うが私を含むモニターの方に事前に塩梅をみてもらうこととなった。

 で、掲示板でモニター募集して私とえのっちさんがRCDIタイプ、シゲキさんとワタナベさんがOSRCDIタイプとなった。
  良かったのは私の型式は51Lだが、えのっちさんは29L、ワタナベさんは1XG、シゲキさんは3HMと型式違いだったので、それぞれの配線接続の確認が出来たのはとても良かった。

 これで全機種での配線接続も分かり自作CDI作りのハードルも少し下がったと思う。もちろん、鬼門である基盤と特にPICはとても大事なので、電気に詳しい方にお願いしないといけないけど。
 それに関しては、今のところ月猫さんが水面下で色々頑張ってくれているので、有償でのKIT配布まで楽しみに待ちたいところである。
 2018年12月10日、掲示板で月猫さんの音頭で有償配布スタートしました。

 公開されているOSRのソフトは視覚的に点火時期、YPVS開度の変更がしやすいのです。
 数値に関しては下記表の数値を入れておけば、まずは問題無く走ると思う。MAP1が2XT、MAP0が1KTをベースとしてYPVS開度はRZRの特性に合わせて最大開度の回転数を低めにしています。


 そして、当初は吸排気ノーマルの車両に搭載して検証してきて、純正CDIの代替えとしては全く問題無い性能だと言える結果だった。(乗ってのズムーズさは純正以上?)

 しかし、この自作CDIは点火タイミングとYPVS開度を変更出来る機能を有している
 これの真価が発揮出来るのは、チャンバーやポート加工で高回転化されたエンジンならば、もっとその恩恵が受けられるのではないかと思っていた。

 で、ポート加工はそこそこだが、レースにも使われる高性能チャンバーとTMX30で吸排気チューンされて出力特性が高回転化されていると思われるRZRで検証してみた。

 事前の状況では純正CDIでは高回転での伸びがイマイチな印象あった。今回、小キャブセッティングと自作CDI(OSR-CDI)に変更後にパワーチェックして純正との性能差を確認してみた。

 パワーチェックは和光にりんかんで行った。パワーチェックをしてくれるのはNSRスペシャリストのかのうさんだ。
 同CDIの開発者のここんところ++の利楽猿さんと二気筒対応に尽力してくれたマツシタさんも立ち会ってくれた。

 で、結果として、、、、、、オブラートに包みたい部分もあるので下記グラフは一部抜粋としていますが、赤が1回目のOSRCDIで青が2回目の純正CDIです。(CDI以外の変更点はありません)

 ピーク付近で5馬力ほど差が出て、かつ純正CDIで感じていた高回転の伸びも良好な状態であった。小さな波グラフが出てしまっているが、これはセッティングのつめが甘いとのことで更なる伸びしろも感じさせる結果であった。
 また、8000rpm付近で純正より僅かに落ち込んでいるが、これは点火orYPVSの設定値を純正と同じにすれば改善出来る要素があると言える。


 脳内で考えていた通りの結果であった。
 エンジンが高回転化にチューンされていれば自作CDIはチューンナップパーツになる(あえてパワーアップと言うよりチューンナップ、、、調律と言いたい)と言える。
 




 この自作CDI、、、、純正CDIの代替、、、いやそれ以上のことも出来るので、もはやCDIに関する悩みは無くなったのではないかな!

 ここんところ++(利楽猿)さん、facebookのヤマハ2スト電装友の会に集う方々、、、、すごいものを開発してくれました!すごいっすよ----------!




 1回目 0:00から OSR-CDI
 2回目 0:47から 純正CDI






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以下、、、、自作CDI作成マニュアル用の画像等の置き場

29Lから1XGの純正位置での搭載 USB-Aタイプの場合はCDIは横積みから縦積みへ。CDIはマジックテープ止めしてますが、純正のプラスチックプレートではテープ面積が少ないのでタイラップでも固定しています。

29Lから1XGの純正位置での搭載 USBがmini-Bタイプの場合は純正と同じ横積みでOKです。ベースプレートを作成して純正位置でボルト止めして、CDIはマジックテープ止めしています。


APPLE(RCDI)、BANANA(OSR-CDI)の実装画像表裏


 私(けんぽん)が実働確認後に固定に使用した部材 ハヤコートと信越工業KE-347Tと固定画像
 実装部分と配線接続部はKE-347Tのような充填剤で固定して、裏面のハンダ部はハヤコートするのが、まあ良いかと思う。

 ワタナベさんはスリーボンドのシロキサン低減品のシリコンで充填したようです。電子部品ならシロキサン低減品シリコンが充填剤としては一番の推奨品です。ちょっと高価ですが、、



<組み立てマニュアルについて>
 組み立てマニュアルPDFのダウンロードはこちら
 ※右クリックで保存(DL)して下さい。



OSRソフトの設定値について>
 けんぽんが250Rで検証した設定値。map1は1KTベース、map2は2XTでYPVSの最大開度の回転数を低めに設定したり、多少イジった設定値。←ダウンロードはこちら

 月猫さんが350Rで検証した設定値。←ダウンロードはこちら

※右クリックで保存(DL)して下さい。

 

 
RCDIソフトの設定値について>
 けんぽんが250Rで検証した設定値。map1は1KTベース、map2は2XTでYPVSの最大開度の回転数を低めに設定したり、多少イジった設定値。←ダウンロードはこちら

 月猫さんが350Rで検証した設定値、チャンバー向けと純正値。←ダウンロードはこちら

※右クリックで保存(DL)して下さい。



 <自作CDIでのハイサイドさんでの部材購入について>
(※2019-7追記 ハイサイドさんでの購入は一部制限が掛かりました。簡単に全部は購入出来ないようです。詳しくはハイサイドさんのHPにてご確認下さい。 よって下記文章は過去のものになりますので、ご了承下さい)

 ハイサイドの店主さんとお話しする中で、最近自作CDIに関係していると思われるコネクタ&ケーブルの購入が増えているとのことでした。
 注文をいただけることはありがたいことですが、、、、と前置きありでお願いがありました。

 あくまでハイサイドさんはハーネスの製造販売を主業としており、部材販売はハーネスを購入してくれた方へのアフターサービスから始めたもので、今でも販売スタンスとしては同様の考えとのこと。
http://business4.plala.or.jp/hi-side/Hi-Side.ReiZproductsAfterParts00.html

・個人から大量(数十個単位)の部材注文はお断りすることがある。
←主業のハーネス製造に影響が出る可能性があるため。

・〇〇のCDIにつくコネクタとケーブルが欲しいには、対応できない。
←それは原則自分で調べて注文して下さい。コネクタは画像も載せているので分かりやすくはしています。
 かつては機種で注文受けたこともあるそうですが、特にRZ系は改造配線も多く、納品トラブルも何回かあったので、今はそう言った注文は受けないそうです。
 もし、分からない場合はまずは参加しているコミュ(29Lの掲示板)で聞いてみるか、せめてコネクタの種類が分かりやすい画像を添えてメールするとかして下さい。

、、、、とのことです。
 注文はウエルカムですが、すみませんがご理解下さいとのことです。
 一般的に入手しずらいコネクタやケーブルを売っていただけるショップさんは貴重ですので、ハイサイドさんをご利用の際は上記ご理解の上で注文していただければ幸いです。


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 参考までに私の51Lの自作CDI使った必要な部材を記載します。 他の機種はまた異なりますので、ご自分で自身の純正CDIを良く見て調べて下さい。
 ケーブル長は純正51Lと同位置での搭載時の長さです。別の場所に積むならそれに準じた長さになります。
 ※1XGは特殊コネクタが廃番につき、これを機に丸ごと違うコネクタに付け替えるかなどの代替が必要です。

 ケーブルはAVS-f  0.75f で 下記を最低各1m必要(ハイサイドさんの最低購入単位1mです)です。茶と白/赤は長さ的にギリギリですので、注意して使う必要があります。
 また、マップ切り替えの配線2本もマップ切り替え機能を使うなら必要です。こちらは0.75f以下でも問題無いそうです(私は余った0.75fを使いました)
 51Lで使用する種類は、白/黒、黄/青、黒/赤、黒/黄、白/赤、 赤/白、橙、黒、  緑、茶、白/緑、 です。

 コネクタは2極YPC非防水M側コネクタ(YPCM2)、6P250型オス端子(YPVSサーボモーターに直付けする場合はメス端子)、2P250型オス端子を各1ケ必要です。
 あとはギボシを必要数(51L純正CDI参照)



<その他>
 なお、今回配布の自作CDIの基板はHP RoomNo.29L内で作りやすくして配布のために作った改良基板です。
 オリジナル基板で話しているFaceBook「ヤマハ2スト電装友の会」での今回の配布基板に関する質問はスジが違いますの行わないで下さい。(たぶん相手にしてくれません)

 基板に関するご質問、ご相談は月猫氏にメールか、29Lの掲示板で聞いてみてください。



おしまい




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