ＲＺ２５０Ｒ−レストア記２５　
最終章？ ２

セッティングのラビリンス（迷宮）に、、、、
はまりました。。。
そして、、、完成＼(^o^)／

左：ブタ鼻カット、右：純正ブタ鼻付き 再度全バラしても不調原因わからず	前章までとりあえず形になり走行も出来るようにはなったのだが、、、、 　吸排気で純正以外な部分はエアクリーナーのブタ鼻が元々カットしてあったことと、リードバルブを樹脂製にした位であった。 　キャブセッティングも純正マニュアル通りメインジェット＃１５５、スロージェット＃２５で組んでみたのだが、、、、 　プラグ真っ白でアイドリングからのツキもトルクが無く落ち着かない、、、、、 　ブタ鼻をカットしているせいかと思い、メインを＃１５５から＃１６５へ。。。余り変化無し。 　思い切ってメインを一気に＃１６５から＃１８０。。。プラグはちょっと色がついたが７０００ｐｒｍ以上回らない。 　原因が？？？？なので、ヤフオクに純正ブタ鼻の新品が出ていたので約￥２０００で落札した。 　 　あらためてブタ鼻付きでメイン＃１８０。。。アイドリングのトルクは出てきたが、それ以外の症状変わらず。これ以上、メイン大きくするのはほぼ純正の仕様からしてありえない！！ 　元に戻って＃１６５へだいぶ乗りやすくなったが、８０００ｒｐｍ以上がまともに回らない。プラグも真っ白。 　ダメもとで純正＃１５５に戻すが、＃１６５とほぼ変わらず。。。。 　ぐは〜、四面楚歌！セッティングのラビリンス（迷宮）に入ってしまった。 　エンジンは前から使ってきたヤツなので、エンジンに原因があるとは考えにくい。電装のどこかがおかしいのか！？マフラーも洗浄して詰まりはほぼ無いはず！？コックからガソリンは正常に流れて来ている様だし！ 　う〜〜ん、分からん。 　キャブレターは全バラ分解して貫通確認しているし、油面もチェックしたし問題は無いとは思ったが、ダメもとで原因潰しのために手持ちの保存していた純正キャブレターに純正仕様でセットして交換したところ。。。。。 　今までの不調がウソのように普通の走りが出来るようになりました。 　 　原因は今後調査してみますが、ＲＺの諸先輩のお話ですと見た目は問題無いようでも内部が磨耗したりして、セッティングが出ないダメキャブがあるとのこと。 　うーん、ひと通りの整備をしてキャブは大丈夫と思っていたのですが、、、、 　とりあえず、超面倒な純正強制開閉キャブの脱着とセッティング変更を何回もやって疲れました。 　その後、その問題のキャブレターを全バラ分解（左下画像）してみましたが、確認出来る範囲では穴は貫通出来ているし、他に問題となりうる部分は見つかりませんでした。 　本当にダメキャブなのかは、いずれ内部の部品交換して変化があるか等、検証出来たらと思います。ぱっと見ではかなり程度は良さそうに見えるキャブなのですが、、、、、
	セッティングしている時にサイドカウルを外していたら、はめ込み部にクラックを発見！！ 　こんなところはリューターで下地作ってプラリペアでちょいちょいで補修ＯＫ！！ 　 　カウル補修はプラリペアの一択です。 　これ以上良い補修剤は今のところ無いような、、、愛用してます。
	取り付けたヤフオク購入の１KTメーターですが、早速スピードメーターから異音がして針が踊ってちゃんと指針しなくなってしまいました。以前のメーターOHでは異音は消せても正確に指針が出せなかったので、とりあえずは手持ちの５１Lのスピードメーターに交換しました。 　メーターもほぼ３０年経ちますと結構壊れてきますね。距離が多目だったり、パネルや針が紫外線で色焼けしている物は壊れやすいかもしれません。 　中古購入の際は出来るだけ距離の少ない程度の良い物を選んだ方が良いかもしれません。。。。そうすると高値になってしまうのだが、、、、 　その後、付け替えた５１Ｌメーターも程度が良かったのに針が踊ってしまいました。 　簡易的な方法ですが分解修理して２個のメーターとも直りましたので、今はまた１ＫＴのスピードメーターに戻しました。
	そして、ひと通りの初期セットアップが完了したので、２０１５年１２月２７日に走り納めを兼ねて友人（ＲＺまきぞーさん）と西伊豆まで走りに行ってきました。 　 　しょっぱなの沼津までの高速道路走行もまったく問題無し、降りてからの伊豆の峠道も非常に楽しく走れました。 　特に足回りもグリースアップして一から組んでいるし、リヤサスペンションも高級品ではありませんが社外品ＹＳＳの新品をおごっています。マフラーも内部清掃したのでキレイに吹け上がります。 　出来る限り新しいもしくは手直ししたパーツで丁寧に組上げてあります。これで楽しくないはずがありません。にやにやして乗っていました〜。 　パワー感はカスタム車の１号機には及ばないものの、低回転からシャープに吹け上がっていくノーマルのフィーリングもとても気持ち良いです。 　足回りは本来なら前期型なので１８インチですが、後期型の１７インチホイールを組んでいる分？、１号機がスイングアーム長が長い１ＫＴを使ってホイールベースも長いせいか？ちょっとクイックな気もしますが、切り込むわけでもなく、意識的に向きを変える入力をしなくて、リーンウィズできっちり旋回していきますので、悪い感じではありません。 　ただ、一日乗って思い出してきた２５０Ｒノーマルのデメリット？はやはり感じましたね。パワーの頭打ちが９０００ｒｐｍ位と早い、高回転のトルクが薄い（きつい坂はギア落とさないとキツイ）、追い越しの一発の加速がギアを落とさないと出てこない、高速道路はぬふわｋｍで約７０００ｒｐｍと結構エンジン回っちゃいます。。。。。 　それでもノーマル吸排気はジェントルかつ気持ち良い２ストの加速が味わえ、これはこれで絶対ありだよな！と思わせてくれますね。 　しばらく２号機は吸排気系の改造はしないつもりです。。。。（本当かな）。

レストア開始から約二年！！まだ今後煮詰めていく部分もありますが、レストアと言うレベルではようやく完成しました。 　完成までの道のりは色々苦労しましたが、多くの方のご協力もあって本当に助かりました。 　皆様のお陰です！ありがとうございました！！！！ 　２０１５年のレストア事情としては、さすがに新品のパーツは絶版が増えてきましたが、中古品がまだ多く出回っているので、それの手直しで何とかなるって感じですね。 　ただし、中古パーツも本当に程度の悪い物が増えてきました。オークション購入であれば、しっかり吟味して購入しないといけません。「ＲＺＲ用」と書かれていても「それは違う！」と言うパーツも結構見かけます。 　レストアの肝としてはやはりガソリンタンクは良いのが無いとかなりの出費は覚悟しないといけないかもしれません。中古もろくな出物がありません。 　今回は手持ちのタンクを使いましたが、これがなければ、完成お道のりははるかに遠くなっていたと思います。 　エンジンはお金さえだせぱ部品はまだあるので、なんとかなると思います。製造から３０年、、、、出来るだけ中途半端なＯＨではなく、末永く乗るためにも腰下までキッチリやっておいた方が良いと思います。その時はクランクケースのベアリングの座面の打痕チェックをして下さい。指でなぞって打痕の凹凸を指に感じたらクランクケースの程度はあまり良くありません。クランクケースは２ストエンジンの肝ですので、出来るだけ程度の良い物を探して下さい。 　足回りはリヤサスペンションもダンパー抜けしているものがほとんどだと思います。安全を買うためにもリヤサスペンションは純正もしくは社外の新品に交換することをお薦めします。あとはリンク周りをしっかりグリースアップしてあげれば良いでしょう。もちろん磨耗したカラー等は交換が必要です。 　あとはどこまでこだわるか！？でしょうか。 　私はきっちり純正で仕上げるこだわりはありませんでしたので、何個イチか分からないくらいの寄せ集めマシーンです。まあ、こだわればこだわるほど費用が掛かります。 　そんなこんなで出来たマシーンですが、推定費用は約￥３５万ほど掛かりました（実費は手持ちパーツやプライスレスな部分もあるので、それより安く上がっていますが、、）。 　このレベルで￥３５万です。 　本当にビッカビカのフルレストアをショップさんにお願いして作ったらいくらになることやら、、、、考えただけで恐ろしいです。 　まあ、そんな時代にＲＺＲもなってしまったということです。 　これは今後年々パーツも減り、程度も悪くなっていくことを考えれば、年々状況は悪くなっていくことでしょう。 　とりあえず、ドンガラのフレームから１台ＲＺＲを復活出来たことにＲＺＲサイトオーナーとしては感無量っす。 　１号機は（出来るだけ）速く走るためを目指してきましたが、この２号機ではそれ以外のことのもやっていきたいと考えておりますので、それはまたネタとしてアップしていければと思います。

追記画像：2016.4箱根ターンパイクにて

レストアとしては　完　です！！

おしまい

Room No.29LTOPページへ

前のページにはツールバーで戻って下さい。